あらすじ
リリがプログラミングしたAIは、親友で亡くなっているナタリーの姿をしていた。リリはそれを否定するのだが、ナタリーはAIを生み出したのはリリだと指摘する。ナタリーをどうにかしようと、リリは一旦パソコンの中にナタリーを閉じ込める。
リリの元にはエグゼビアが訪れ、「夜にライブを見に行こう」と誘う。リリはそれを承諾する。しかし、リリにはパーカーと会う約束もしていた。ベーグルを持って、パーカー一味の元をリリは訪れる。
パーカー一味は、悪事を計画していた。シカゴにあるトンネル社のシェイラという女性が、シカゴの地下に個人専用のトンネルを敷設し、それを市民に公開しようとしていた。パーカー一味はトンネル社のシステムをハッキングし、トンネル社の権利を奪い取ろうと企んでいた。リリにはそのハッキングのために使うウイルスの入ったUSBメモリを回路に取り付ける任務を請け負った。
その任務を請け負うには、パワードスーツが必要だったが、パワードスーツはあちらこちらが故障していたので、替えのパーツが必要だった。ナタリーはリリに「ブラックマーケットに関与しているジョーという男からパーツを手に入れることができる」とアドバイスし、リリも渋々ジョーと接触し、ジョーから替えのパーツを手に入れてパワードスーツを修理する。
パソコンの中に閉じ込められていたナタリーは、自らそれを解放し、リリの母親に再会する。リリの母親はびっくりするが、リリの才能を改めて見直す。
リリは修理したパワードスーツを着て、パーカーの野望に加担するのだが、誤ってウイルスの入ったUSBメモリを落としてしまう。しかし、ナタリーのアドバイスにより、ウイルスがなくてもトンネル社のシステムをダウンさせる方法を実行する。
感想
今回のエピソードは、リリの親友だったナタリーが、リリの生み出したAIという形でリリに絡んでくるのが、1番の柱になってくる。リリはワカンダのAIを模倣しようとしていたようだが、できたのはすでにこの世にはいないナタリーの姿形をしたAIだったので、リリにとっては困惑状態である。しかし、ナタリーはちゃんとリリの困りごとを解決する役割を果たしているので、リリがナタリーAIを受け入れられるのかが、今後のエピソードの鍵になってくる。
そして、スーパーヒーロー物としては相応しくないリリが悪事に手を染める展開が1話から続いているところが、ある意味新鮮である。リリは自身のパワードスーツ開発のために金が欲しいので悪事に加担しているのであるが、リリの倫理観がこの後どう変わっていくのか、変わらないのかが興味津々である。
一方、悪事に手を染める犯罪者集団のリーダー、パーカーの正体がなんなのかは、このエピソードでも若干触れられていて、ただの悪人ではなく、何か隠しているかのように演出されているが、その辺も今後明らかになると思っている。
パーカー一味がハッキングしたシカゴのトンネル社とシェイラも今後の展開でさらに関わってくるのか、来ないのか、疑問点はあるが、残り4話の展開に期待したい。
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