奥山俊宏著「兵庫県告発文書問題」岩波書店を読んでの感想

僕がこの「兵庫県告発文書問題」という書籍の存在を知ったのは、2026年のゴールデンウィーク付近だったと思う。Xあたりで話題になっていたので、読んでみようかとネット書店を検索すると、軒並み売り切れ状態で入手できなかった。ただ、版元の岩波書店は...

ウラジーミル・ナボコフ著「ロリータ」新潮文庫を読んでの感想

1955年に出版されたウラジーミル・ナボコフの大問題作が、この「ロリータ」である。1962年にスタンリー・キューブリックが、1997年にエイドリアン・ラインが監督して映画化されたことでも知られている。「ロリータ・コンプレックス」=「ロリコン...

日本人の1日の読書時間は平均6分で月1冊も読まない人は全体の62.6%

前から言われていたことではあるが、今日のYahoo!ニュースの記事で、あらためて日本人の読書に関するデータが提示されていた。それによると、日本人の平均読書時間は1日あたりわずかに6分なのだそうである。そして、1ヶ月に1冊も本を読まない人の割...

リサ・ジェノヴァ著「アリスのままで」キノブックスを読んでの感想

先日、映画「アリスのままで」を見て、心に残る何かがあった。この映画は2014年に制作されたもので、ジュリアン・ムーアが演じるアリスという女性が若年性アルツハイマー病に冒されてしまい、次第に記憶を失っていくという話である。自分の母も生涯の最後...

奥間勝也著「骨を掘る男 わたしたちと戦争、そして沖縄」大和書房を読んでの感想

2024年に公開されたドキュメンタリー映画「骨を掘る男」の監督、撮影、出演を行なっていた奥間勝也さんが書籍の形でドキュメンタリー映画と同じテーマで、かつ映画制作の舞台裏や戦争についての見解なども踏まえた読み物として成立させたのが、この「骨を...

サンデー毎日の佐野元春インタビューを無料で読む

先週から、週刊誌の「サンデー毎日」で、プロデューサーの松尾潔氏による佐野元春へのインタビューが3回に渡って掲載されている。なんでも、昨年12月に佐野元春が青森でライブを行った際に松尾潔氏も青森でライブを見て、終演後にインタビューを行ったもの...

笠原十九司著「南京事件 新版」岩波新書を読んでの感想

近代史を学んだことがあるならば、「南京大虐殺」について目にしたことはあると思う。僕も大日本帝国軍が中国人を虐殺したという話は知っていた。ただ、大日本帝国軍が何人の中国人を虐殺したのかについては、よくわからなかった。中国が過大に虐殺された人々...

菅野完他著「陰謀論と排外主義〜分断社会を読み解く7つの視点〜」扶桑社新書を読んでの感想

この本が出版されると知ったのは、執筆者の一人である選挙ウォッチャーちだい氏の告知によるものである。タイトルでは執筆陣は菅野完氏を代表したのだが、これは本書の後書きを菅野完氏が記していることによる。実際の執筆者は黒猫ドラネコ、山崎リュウキチ、...

ジョージ・タケイ著/ミシェル・リー絵/北丸雄二訳「ぼくらの自由がうばわれる時 第二次世界大戦の日系アメリカ人の物語」サウザンブックス社を読んでの感想

昨日、新宿の紀伊国屋書店新宿本店に行ったのは、スター・トレックでお馴染みの俳優、ジョージ・タケイさんの新刊「ぼくらの自由がうばわれる時 第二次世界大戦の日系アメリカ人の物語」が日本語翻訳されて刊行されるので、その刊行記念としてジョージ・タケ...

山崎雅弘著「ウソが勝者となる時代」祥伝社新書を読んでの感想

僕が山崎雅弘さんの著書を読むのは2025年の春に読んだ「底が抜けた国」に続いて2冊目である。今回は、「ウソと言いがかり」をつける人々や歴史上の事件を題材にしながら、なぜ、そのようなことになるのか、対処法はあるのかに着いて詳しく書かれている。...
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