アイアンハート シーズン1第4話「悪の魔術」(Disney+)

あらすじ

エアルーム社での犯罪に失敗したパーカーたちは、ジョンを失ったことで衝撃を受けていた。リリも自分の身を守るためとはいえ、ジョンの殺害に手を貸していたため、心に重荷を負う。そんな中、パーカーはリリの他に技術者を雇い入れようとする。

パーカーの纏っていたマントの切れ端を実家に持ち帰ったリリは、マントの分析を開始するのだが、マントの謎は解けず、困惑するばかりだった。パーカーからの危害がリリのみならずリリの母親やエグゼビアに及ぶことを危惧したリリは、二人に腕時計型のシールドを作成し、手渡す。

ナタリーはジョーに連絡を取ろうとしていたが、どうやっても連絡は取れなかった。不審に思ったリリはジョーの家に行くのだが、ジョーが逮捕されたという事実を知り、ショックを受ける。リリがジョーから借りていたメッシュ型の皮膚をエアルーム社に落としていったため、犯罪の証拠として警察が取り上げ、ジョーの犯行と断定して彼を逮捕してしまったのである。

リリはジョーに面会し、救出を申し出るが、ジョーのリリに対する苛立ちはひどく、彼女を拒絶した。リリは落ち込んでいたが、母と再会し、リリが抱えているパーカーのマントの謎を解くため、母の友人である魔法使いの店に行く。

魔法使いの店では、リリが持っていたパーカーのマントを調べたりするが、この世界のものではなく、別の世界のものだと判断する。しかし、それ以上は邪悪なものとして、リリたちを追い返してしまう。リリは母と口論し、ジョーの秘密基地に行って、一人パーカーのマントの謎を解こうとする。

パーカーはジョーが収監されている刑務所を訪れ、彼を救出するので仲間になれ、と誘いをかける。そして、その話通りにジョーは刑務所を難なく脱獄できたので、パーカーの企みに協力することになる。

パーカーのマントの秘密が解けないリリは、精神状態が悪くなったので、AIであるナタリーがエグゼビアを呼んでくる。しかし、エグゼビアは姉であるナタリーの姿をしたAIを見て怒り、リリを突き放す。

感想

物語後半は、謎が解けるどころか深まっていく様相になっているが、パーカーのマントの謎は、物語当初から感じていたドクター・ストレンジかワンダ・マキシモフが絡んでいるような気がしてならない。映画ではどちらも闇堕ちしてしまった様子が描かれているし、ドクター・ストレンジは不思議な力を持つマントをいつも身につけていたので、何らかの関係がありそうな気がするが、最終回でその感は当たるのか、外れるのかがよくわかると思っている。

今回のエピソードは、完全のリリの行動が裏目裏目に出てしまう展開であり、悪事に加担していたために、身の回りの人々を傷つけたり、怒らせたり、離れていったりする状況になっている。リリのそばにいるのはAIのナタリーだけという状況は、リリの孤独感を浮かび上がらせている。

パーカー自身もどうも過去に色々あったようで、それが現在の行動と直結している部分はある。それでも、今度は悪事にジョーを巻き込んでいく様は、強かである。

残り2話でどういう展開になるのか、気になっているが、続きを見るのが楽しみである。

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