あらすじ
幼いケイレブは、母と共に暮らしていた。母はブラカという男から食料品等を手に入れていたのだが、ブラカは食料品等を手に入れるのに連邦の士官を殺害していたので逮捕され、その共犯者ということでケイレブの母も逮捕されてしまう。残されたケイレブはナーラという士官が保護するのだが、一人脱走してしまう。
15年後、31世紀の宇宙では惑星連邦が再び艦隊士官候補生を教育する「スターフリート・アカデミー」を創立しようとしていた。その校長にナーラが選ばれ、新しい宇宙艦「アテナ」の艦長にも就任する。「アテナ」は「スターフリート・アカデミー」の所在地となる地球のサンフランシスコに向けて、航行することになる。「アテナ」はサンフランシスコとともに「スターフリート・アカデミー」の校舎にもなった。
そんな中、成長したケイレブは犯罪を繰り返していて、逮捕されてしまう。それを見つけたナーラは、ケイレブを「スターフリート・アカデミー」に入学させる。ケイレブはそれを嫌がったが、逃げ道はなかった。他の候補生と共に「アテナ」に乗り込んだケイレブは、母に向けてメッセージを送信する。
地球に向けて航行中だった「アテナ」は、宇宙空間の異常を見つけて調査を開始するが、そこに謎の船が接近し、「アテナ」に攻撃を仕掛ける。「アテナ」は無力化し、謎の船の艦長はかつて逮捕したブラカであることが判明する。そして、孤立したケイレブたちは「アテナ」を復旧させるべく、独自の行動をとり始める。
感想
Paramount+で配信される「スター・トレック」シリーズの最新作である。「スターフリート・アカデミー」ということで、過去から言及されてきたアカデミーを舞台にした作品であるのだが、時代背景が「スター・トレック:ディスカバリー」シーズン3以降の31世紀を舞台に弱体化した惑星連邦が復活していく中でアカデミーを再建するという設定になっている。
物語の主人公は第1話を見る限りではケイレブと校長のナーラになる。幼い頃に母を失ったケイレブと息子を失ったナーラとの擬似親子関係が、物語を引っ張っていく鍵になっている。
31世紀が舞台の話ではあるが、過去の作品との関連性も言及されていて、一番の目玉は「スター・トレック:ヴォイジャー」で人気を博したホログラムドクターが再登板しているところではないかと思う。当然今回もホログラムではあるのだが。
また、ナーラが隠居していた惑星が「スター・トレック:ディープ・スペース・ナイン」の舞台になっていた惑星ベイジョアというのも洒落ている。
物語の第1話では派手なアクションが多く、まだ人間ドラマとしての深みはないのだが、シリーズの最初としてはそれなりに面白いかなという気はする。登場人物が多いので、彼らの描き分けや内面心理の変化等で描写が進むと深く展開できそうな気はする。
Amazon Prime VideoのParamount+チャンネルではHD/5.1chの仕様で配信しているので、臨場感はかなりある。サラウンドチャンネルを積極的に使っているので、音に包み込まれる感覚は高い。特にAVアンプのサラウンドモードをDolby Surroundにしておくと、擬似的に天井方向にも音が広がるので、没入感は高い。HD画質もさほど不満は感じないクオリティを維持している。
まだ第1話しか配信していないが、続きが気になるところである。

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