レビューの詳細は、THE DAY THE EARTH STOOD STILL/地球が静止する日/輸入盤DVDで観た映画のレビューを参照の事。個人的にはそこそこ面白かった映画だと思ったが、本国米国でも日本でも評価がかなり低い映画である。オリジナルの1951年版が東西冷戦の狭間における人類の危機を描いていたのに対し、今作では人類が引き起こす環境汚染における地球の危機と、分かりづらいテーマになっているのも理由だと思うが、基本リメイク版というのは、オリジナルを越す事が出来ない出来になっている事が多く、この作品も例外ではないと思う。ただ、個人的に面白いと感じたのは、VFXとサラウンドによる不思議な静けさを保った作品だなという第一印象が、物語全編を通して感じられたのが、印象に残っているからで、ストーリーからすると、厳しいのではないかと思う。登場人物が何をしたいのかがよく分からないところは、脚本の失敗を実感させるが、でもジェニファー・コネリーの美しさに見とれていた僕としては、評価的に水準点を与えたいと思う。ちなみにこのDVDは1951年版のオリジナルも同梱されている。昔テレビかなにかでオリジナル版を見た記憶はあるが、その印象はやっぱり50年代の出来なんだなという事で、自分の生理には合わない感覚を持っている。
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