2月10日に、「楽天市場で有料版DaVinci Resolve Studio 18のライセンス版を購入した」と書いた。そのライセンスキーが書かれたパッケージは昨日の日曜の午後に届いた。それで、早速インターネットの書き込みを元にDaVinci Resolve StudioをmacOSでインストールとアクティベートを行ったのだが、ネットの書き込みとは違う挙動をしていたので、気がついた点を記しておきたい。
その前に、無料版であるDaVinci Resolve 18は、Mac App Storeからのインストール版であり、有料版であるDaVinci Resolve Studio 18は、開発・販売元であるBlackmagicdesignからインストーラーをダウンロードした版であることには注意しておきたい。Mac App Storeでも有料版であるDaVinci Resolve Studio 18は販売されているが、2023年2月13日現在ではBlackmagicdesignでの直販及びネット上で売っているライセンスキー販売店とは価格が異なっている。Mac App Storeでは48800円で現在売っているが、Blackmagicdesignでの直販及びネット上で売っているライセンスキー販売店の価格は41980円である。
まず、Blackmagicdesignのサイトから「DaVinci Resolve 今すぐダウンロード」からDaVinci Resolve Studio 18のインストーラーをダウンロードする。ライセンスキーを楽天で買っているので、「DaVinci Resolve Studio オンラインで購入」の方は選択しない。「DaVinci Resolve 今すぐダウンロード」をクリックすると、「DaVinci Resolve 18」と「DaVinci Resolve Studio 18」の各OS版のダウンロードリンクが現れるので、僕の場合、「DaVinci Resolve Studio 18」のMac OS X版を選択した。すると個人情報入力欄が出てくるが、これは無視して左下に小さく書かれている「ダウンロードのみ」をクリックすると、インストーラーがダウンロードされる。インストーラーは3GB以上あるので、結構重い。
インストーラーのダウンロードが終わると、インストールできるが、ここでネット上には書かれていない問題が発生する。DaVinci Resolve Studio 18をインストールするのに、Rosetta 2をインストールしないと先に進まないのである。どうもインストーラーがApple Siliconに対応していないようである。なのでこれまでRosetta 2のインストールは避けてきたのであるが、DaVinci Resolve Studio 18のインストールのためにRosetta 2をインストールした。なお、インストール後に確認した限りではDaVinci Resolve Studio 18自体はApple Siliconにネイティヴ対応しているので、インストーラーだけの問題のようである。もしかするとMac App Storeで販売されている方のDaVinci Resolve Studio 18の方はこの問題は発生しないかもしれない。
インストーラーは、DaVinci Resolve Studio 18だけをインストールするのかと思ったら、その他にも「Blackmagic Proxy Generator」、「Blackmagic RAW Player」、「Blackmagic RAW Speed Test」、「DaVinci Control Panels Setup」、「Fairlight Studio Utility」、「DaVinci Remote Monitoring」と言ったアプリも同時にインストールされた。これらアプリはDaVinci Resolve Studio 18をサポートするためのアプリのようであるが、使い方はまだわかっていない。Mac App Store版の方ではこれらアプリがインストールされるのかどうかはわからない。
ネット上では、「Mac版DaVinci Resolve Studioをインストールすると、無料版DaVinci Resolveはアンインストールされる」とも書いてあったが、前述の環境下では、DaVinci Resolve Studio 18と無料版のDaVinci Resolve 18が共存している状態になってしまった。そして、DaVinci Resolve Studio 18の方には無料版のDavinci Resolveの設定環境は引き継がれないので、別途環境設定等を移行する必要はある。そのやり方は、「ナポリタン寿司のPC日記」の「新PCに設定やライブラリを移行する方法」が詳しいが、手作業が必要になるので、少々面倒である。なお、このページは古いPCから新しいPCにデータを移行することを前提にしているし、多分Windows環境での移行をベースにしているとは思うが、作業内容はMacの無料版DaVinci Resolve 18から有料版DaVinci Resolve Studio 18に設定やライブラリを移行するのと変わり無いので、熟読されれば、移行はできると思う。また、プロジェクト等の引き継ぎを行わないのであれば、この環境設定の移行そのものはしなくてもいいとは思う。無料版DaVinci Resolve 18でプロジェクトを作業中で、有料版DaVinci Reslove Studioでも作業を引き継ぎたい人向けと言ってもいいと思う。
インストールした後のDaVinci Resolve Studioを起動して、初期設定のメニューを進めていくと、ライセンスキーの入力画面になる。ここで購入したライセンスキーを入力すると、アクティベートされ、無事DaVinci Resolve Studio 18が使えるようになる。もちろん、この後に日本語環境での設定を行う必要はある。無料版DaVinci Resolveからの環境設定の移行は、前述のとおりだが、必要なければ作業しなくても良い。
設定が終わったら、無料版DaVinci Resolveはアンインストールしても問題はないと思う。僕の場合、Mac App Storeからダウンロード&インストールしていたので、そのままアプリをゴミ箱に捨てただけで終わりである。しばらく様子を見て、問題が発生しなければ、ゴミ箱も空にしようと思っている。
ということで、ライセンスキーだけをショップから購入してDaVinci Resolve Studio 18をBlackmagicdesignのサイトからダウンロード&インストールした時の注意点をつらつら書き綴ったが、無料版から有料版に切り替える際のポイントになれば幸いである。
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