デアデビル:ボーン・アゲイン シーズン1第8話「歓喜の島」(Disney+)

マードックの友人であるフォギーを殺害した罪で服役していたポインデクスターが、特別の監獄から一般監獄に移送される。そして、ポインデクスターはマードックに面会を求める。

フィスクは妻のヴァネッサを連れて秘密の牢屋に入る。そこにはフィスクがいない時にヴァネッサと付き合っていたアダムがまだ生きていて、牢屋に閉じ込められていた。ヴァネッサはアダムを殺害し、三人の関係に終止符を打つ。

グレンはマードックと会話を交わすが、マードックは上の空だった。BBによるミューズ射殺事件の記事にはデアデビルの関与は全く触れられず、特別部隊の強襲によるものと、だけ記されていた。グレンはデアデビルをはじめとする自警団の活躍には批判的だった。そして、フィスクから舞踏会への招待状をもらう。マードックもグレンに舞踏会への参加を誘われるが、曖昧な態度をとるばかりだった。

マードックはポインデクスターと面会する。そして、彼がフォギーを殺したのは、背後にフィスクが関与していたのでは? と尋ねるが、ポインデクスターは回答しなかった。マードックはポインデクスターを痛めつけ、「自分で自分を傷つけた」と言って看守に引き渡す。

医者の治療を受けていたポインデクスターだったが、隙を見て医者や看守を殺害し、刑務所から脱獄する。

フィスクは、BBの記事を見て、特別部隊の活躍を描いていることに喜びを感じ、そう仕向けたダニエルを広報における市長の補佐役に任命する。

舞踏会の日、ダニエルとBBは会話するが、BBは密かにニューヨーク市警の本部長と接触し、ミューズ殺害の場にデアデビルがいたことに関する記事を書くために、本部長に自分のアドレスを渡す。

グレンは一人舞踏会に参加していたが、遅れてマードックも参加する。しかし、彼の気はフィスクとその取り巻きに集中しており、グレンとの会話は上の空だった。フィスクは自分の手で港の再開発を推進し、何か大きなことを行おうと企んでいた。そのためには自警団の排除が急務だった。

マードックは、ヴァネッサと踊り、ポインデクスターがフォギーを殺した時の指示役がフィスクではなくヴァネッサではないかと疑う。そこにポインデクスターが警官のフリをして潜入し、フィスクを殺害しようとする。気づいたマードックはフィスクの盾になってポインデクスターの狙撃を阻止し、自らは重傷を負ってしまう。

感想

「デアデビル:ボーン・アゲイン」のシーズン1のクライマックスに近づいているが、想定外の出来事が次々に起こり、目が離せない展開になっている。第8話であるこのエピソードは、第1話でマードックがショックを受けた友人であるフォギーを殺害したポインデクスターのその後が描かれているが、なぜ、ポインデクスターがフォギーを殺害したのかの理由が見え始めていて、それがフィスクやヴァネッサと繋がりを見せるところが、謎解きの展開を持っていて面白いし、テンションも上がっている。

それでいて、このエピソードは刑務所にいたポインデクスターが脱獄し、フィスクとヴァネッサを殺害しようと目論むところで話は急展開し、ラストはマードックが重傷を負うという想定外の展開を繰り広げるので、最終回がどうなるのかが気になるところである。

そのほかにも前のエピソードで描かれていたアダムとの関係の結末や、BBが書く報道記事の内容の変化について、フィスクに気に入られ広報における市長の補佐に昇進したダニエルの暗躍など、話は多岐にわたっていて、それらが有機的に結びついているので、話の展開は複雑である。

フィスクが設立した警察のはみ出し者で固められた特別部隊の暴走といい、問題山積みのニューヨークで、自警団であるマードック/デアデビルがどのような行動を最終回に見せるのかが、気になるところである。

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