あらすじ
セリトスはロミュランとの中立地帯に近づいていた。そこには謎の基地があり、基地にはデルタ宇宙域を冒険したヴォイジャーが眠っていた。セリトスの任務は、ヴォイジャーを地球に運んで、展示させることだった。
セリトスのクルーの一部は、ヴォイジャーを地球に運ぶための作業をしていたが、テンディたちが運んでいた植物の花のひとひらが、ドクターであるタアナとビラップの転送に紛れ込んでしまい、転送後に二人は融合してしまう。フリーマン艦長はかつてヴォイジャーでトゥヴォックとニーリックスが融合したことを知っていたので、その解決方法を探るが、融合したトゥーヴィックスを分離するにはトゥーヴィックスを殺すしか方法がないことを知り、困惑する。
融合したタアナとビラップもトゥーヴィックスの件を知ってしまい、自分自身を守るため、セリトスのクルーを次々に融合してしまう。フリーマン艦長も融合され、セリトス艦内は混乱に陥る。それを解決するために、テンディたちは融合した人物の分離を試みる。
一方、地球に運ぶヴォイジャーに乗り込んだセリトスの一部クルーは、ヴォイジャーのメンテナンス中にマイクロウイルスに襲われる。マイクロウイルスは増殖し、勝手にホログラムを起動するばかりか、ボーグ・テクノロジーと融合してしまい、ヴォイジャーをボーグ・キューブの元に連れて行こうとする。マイクロウイルスによってセリトスのクルーの大半は拘束されるが、ボイムラーだけは助かったため、拘束されていたラザフォードを救出し、ヴォイジャー奪還を試みる。
感想
4月11日の夜、iPhoneを見ていたら、「スター・トレック」っぽい画像がウィジェットに表示されていた。「えっ」となって確認したら、「スター・トレック:ローワー・デッキ:シーズン4」がAmazon Prime Video内のParamount+チャンネルで本国アメリカでの配信から遅れること約2年、ついに日本でも配信がスタートしたのだった。シーズン4全10話が一挙配信開始なので、今日、期待に胸を膨らませ、Disney+の「デアデビル:ボーン・アゲイン」の視聴より先に鑑賞した次第である。
シーズン4エピソード1は、なんと「スター・トレック:ヴォイジャー」のその後を描いたストーリーで、ヴォイジャーのクルーは出てこないものの、ヴォイジャーは出てくるし、「スター・トレック:ヴォイジャー」のエピソードで出てきたエイリアンやホロキャラクター、設定を存分に使いこなして爆笑の展開に持っていっているところは非常に楽しい。「スター・トレック:ヴォイジャー」を見ていると、その楽しさは倍増である。
特にこのエピソードのサブタイトルである「トゥーヴィックス」は、「スター・トレック:ヴォイジャー」にも同名のサブタイトルがあるし、その時のエピソードの設定をうまく転用しているので、見ておいた方がより笑える展開になっている。
それでも、ラストにラザフォード以外の主役キャラたちが少尉から中尉に昇進するのにはウルッときた。マリナーだけは昇進に不満があるのはまた今後に影響しそうであるが。
そして、ラストのクリンゴン船を破壊した謎の船の正体は気になるところである。この後のエピソードでセトリスと絡んできそうではある。
2月下旬にシーズン1が配信開始されてから早1ヶ月半。今まで日本未配信だったシーズン4が配信されたのは喜ばしい限りである。Amazon Prime Video内のParamount+チャンネルだと、5.1chサラウンドで楽しめるので、当分週末は楽しめそうである。
コメント