機動戦士ガンダム 第13話「再会、母よ・・・」

ホワイトベースは久々の休息の時を得ていた。アムロは故郷の母の元に一時帰宅する。その際に連邦の兵士の傍若無人ぶりに憤るが、知り合いのおばさんから母の行方を教えてもらい、無事再会する。しかし、アムロの乗ってきたコアファイターがジオンの兵士に発見され、ジオンの兵士に怪しまれてしまい、やむなく兵士に向けて発砲する。それを見たアムロの母は嘆くのだった。

とりあえずガンダムも出ては来るが、本質的にはアムロの人となりを描いた重要なエピソードだと思う。アムロが親に恵まれていないというのが、このエピソードでよくわかる。母は母で、アムロのことを心配しているようで、実は心離れている感じもするし、1話で行方不明になった父はアムロのこと放置していた感じがあるしで、アムロの居場所は既にホワイトベースの中にしかないということが明らかである。一方で連邦の兵士が本隊に見捨てられたとはいえ、傍若無人ぶりを発揮しているのは、主人公側の味方のはずなのにいただけない。ガンダム世界でジオンの人気が高いのはこういう描写が多々あるからではないかと思う。

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