スター・トレック エンタープライズ 第7話「汚された聖地」

エンタープライズは、バルカンの宇宙地図に載っていない惑星を見つけた。トゥポルの話によると、バルカンの修行僧の住む星だという。それを聞いたアーチャーらは、観光に出かける。しかし、そこにはバルカンと対立しているアンドリア人がいて、修行僧を拉致していた。アンドリア人は、その惑星にアンドリアを監視する設備があると確信していて、それを探していたのである。そこにアーチャーらが加わったことで、事態は複雑化する。アーチャーらは、何とかして脱出しようと試みるが、バルカンは非協力的で、困難を極めた。そしてアンドリアを制圧しようと試みて、ある事実に遭遇する。

「スター・トレック 宇宙大作戦」では惑星連邦の一員として登場したこともあるアンドリア人が、シリーズとして初めて深く描かれたのが今回のエピソード。CG技術の進化が、角を動かせるようになっているという細かい演出もある。まあ話の本質はそんなところではなく、アンドリアの暴力的な性格と、バルカンの疑り深い性格が両極端に描かれていたのが、今エピソードだと思う。「エンタープライズ」になってからのバルカンは、人類を「未熟」と言いながら、自分たちも未熟な性格であることをちらちらと表している。意外とこれでバルカンに批判的になるのではないかと思われる部分はある。

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