携帯基地局による健康被害で訴えていた住人の敗訴が決定

今日の毎日新聞Web版の記事によると、宮崎県でKDDIの携帯の基地局を立てたところ、電磁波による耳鳴りや鼻血が出るようになったということで、住民が携帯基地局の稼働差し止めを訴えていた裁判の控訴審があったそうである。結論から言うと、住民側の敗訴である。理由は携帯基地局と健康被害との因果関係がわからないから、ということで、まあ普通そう考えるよな、といったところ。前に病院にPHSを売る仕事をしていたことがあるが、その時にPHSが病人のペースメーカーに影響を与える恐れがあるから、なんとか対応しろ、病院側から言われたことがある。で、開発部隊と実地検証をして、PHSはペースメーカーに影響を及ぼす恐れはない、という結論が出て、病院側を説得した記憶がある。で、それは現在携帯電話をペースメーカーのそばで使っても異常を起こさないという状況に変わってきているのだが、電磁波というのは目に見えないから、どう影響があるのかは誰にもわからない。結局データが出せない以上、住民側が敗訴するのは、しょうがないかなと思う。すでに携帯が市場飽和している状況で、基地局撤去はないだろうと思う。

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