今朝、起きてからラジオを聞いていて、ニュースのコーナーになった時、意外なことにこのブログで記事にできるようなニュース報道があった。ハリウッドの映画配給会社MGMをAmazonが買収することで合意した、というのである。MGMといえば、かつては大手の会社であったのだが、時代に取り残され、投資家に買われたり売られたりを繰り返していて、経営基盤が安定していない、というイメージがあった。また、1950-1960年台のMGMの映画は今はワーナーが権利を有していて、実質今のMGMの映画は、ユナイテッド・アーティストの映画がメインの配給会社になっているのが実情である。それでも、Amazonからしたら、豊富な映画のカタログがAmazon Prime Videoで配信できる、と踏んだのだろう。買収額は84億5千万ドルとかなり高額だが、これでハリウッドのホームシアター向けの配信サービスの取り組みが、より鮮明になってきた、と言えるだろう。20世紀Foxを所有するDisney、ワーナー傘下のHBO Max、Paramount+、Peacockなど、次第に整然としてきている感覚がある。今後のハリウッドの再編が興味深いものになってきた。
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