映画「アポロ 13」(輸入盤4K UHD Blu-ray)

レビューの詳細は、APOLLO 13(4K UHD Blu-ray)|アポロ 13|輸入盤DVDで観た映画のレビューを参照のこと。

先週、「アポロ13号:極限からの生還」というドキュメンタリーを見たばかりであるが、友人とFacebookで話していた時に、「アポロ 13」の話題で持ちきりになり、友人は「U-NEXTでHD画質だけれど見るかも」なんて話をしていた。それを受けて、僕も「アポロ 13」を見返したくなり、先日輸入盤4K UHD Blu-rayでこの映画を入手していたので、今日見てみた。

先週見たドキュメンタリー版の方でアポロ13号を襲った事故の経緯やレスキュー方法は頭の中に入っていたのだが、今日見た輸入盤4K UHD Blu-rayにも日本語字幕、吹き替え音声が入っていたので、非常に楽に鑑賞でき、事故の様子やレスキュー方法がドラマティックな演出で描かれていることを確認でき、大変興味深く見ることができた。

この映画は、ドキュメンタリー版の方にも書いたが、過去輸入盤レーザーディスクと輸入盤DVDで鑑賞はしている。特に輸入盤DVDは、APOLLO 13 THE IMAX EXPERIENCE/アポロ13 THE IMAX EXPERIENCE/輸入盤DVDで観た映画のレビューというIMAXフィルム上映のために上映時間を短縮したバージョンで鑑賞している。それでも、実はアポロ13号を襲った事故やその後のトラブルについては、専門用語が多かったせいもあるのだが、英語力がそんなにない時期の鑑賞だったので、今一つ理解しきれていない部分が多かった。今回は、日本語字幕で鑑賞しているので、ドラマ内のトラブルについてもバッチリわかり、ずっと心の中に引っかかっていた謎が氷解した想いである。

この輸入盤4K UHD Blu-rayにはTHE IMAX EXPERIENCE VERSIONは未収録であるが、マスターが35mmフィルムなので、ネイティヴ4Kでの収録になっている。しかし、35mmフィルムの露出の問題もあったのだろうが、シーンによって4Kならではの解像度になっているシーンと、解像度が甘いシーンが混在しているのは少し物足りない。HDRの効果も出ているシーンとそんなに効果ないシーンが混在しているので、過剰な期待は禁物かなと思う。

音響はdts:Xでリミックスされていて、僕が輸入盤Blu-rayや4K UHD Blu-rayで鑑賞したdts:X収録の映画の中では一番効果を感じた作品ではないかと思う。アポロ13号の発射シーンや酸素ボンベが吹き飛ぶシーンでの三次元空間に広がる音響は素晴らしい。また、アポロ13号が飛翔するシーンでの移動感もリアリティあふれるものになっている。低音の収録がまた素晴らしく、アポロ13号の発射シーンなどの轟音を奏でるシーンで大活躍するだけでなく、BGMも結構低音を朗々と鳴り響かせるので、驚くところが多い。

輸入盤DVDでの鑑賞以来、20年ぶりぐらいに見直した映画だが、総じて満足感の高い作品になっている。配信の方では4Kはなくて、HD止まりで5.1chサラウンドのようなので、プレイヤーを持っている人は、ディスクメディアを購入して鑑賞した方が面白いと思う。

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