映画「ツイスターズ」(輸入盤4K UHD Blu-ray)

レビューの詳細は、TWISTERS(4K UHD Blu-ray)|ツイスターズ|輸入盤DVDで観た映画のレビューを参照のこと。

2024年の夏に公開された「ツイスターズ」は、北米地域だけは大ヒットを記録しているが、日本では壊滅的にコケた。その頃、北米地域は前作「ツイスター」の4K UHD Blu-rayをリリースしている。配給会社の関係で、日本では未発売である。輸入盤Blu-rayのコレクターである僕は、「ツイスター」の4K UHD Blu-rayを購入し、すでに鑑賞済みである。「ツイスター」は作品としては大したことはないが、リミックスされたDOLBY ATMOSの効果は絶大で、アトラクション映画としては出来が良い作品として認識している。

それから、しばらくこの「ツイスターズ」を見るタイミングがなかったのであるが、Netflixでも配信されている現在、輸入盤の4K UHD Blu-rayで見ようかと思って、ディスクを取り上げて今日、鑑賞した次第である。

作品的には、前作「ツイスター」の続編と位置付けられているが、ストーリーも登場キャラクターも一切関係はない。単に竜巻を追いかける科学者の話という点が共通しているだけである。だから、「ツイスター」を見ていなくても、全く困らない。「ツイスターズ」だけで物語は成立しているからである。

「ツイスター」と「ツイスターズ」の違いはというと、「ツイスターズ」の方は主役であるケイトが過去の心の傷を埋めるために、人々に厄災をもたらす竜巻の被害を食い止めようと、奮闘するという話が根幹にあるところだろうか。「ツイスター」の方は本当に科学者が竜巻の研究をするというだけの話なので、キャラクターに感情移入はできないのだが、「ツイスターズ」の方は多少はキャラクターに感情移入できる。

「ツイスター」も「ツイスターズ」も竜巻がメインの話ではあるが、CG黎明期の「ツイスター」と比較して、「ツイスターズ」の方が圧倒的ビジュアルの魅力があるかと聞かれると、そうでもないとしか言いようがない。CGの発達はしているはずだが、そこまでの魅力は「ツイスターズ」にはない。音響についても、アカデミー賞を受賞した「ツイスター」と比較して「ツイスターズ」の音響効果が格段に優れているわけでもない。4K UHD Blu-rayではどちらもDOLBY ATMOSでミックスされているので、逆に「ツイスター」のオリジナル5.1chサラウンドを空間オーディオであるDOLBY ATMOSに再ミックスした方が、より驚きはあると言える。

どうしてもオリジナルの「ツイスター」との比較で作品を見てしまう「ツイスターズ」であるが、心に残る話ではなく、単なるアトラクション・ムービーとして見ると、どちらもそれなりに楽しめる作品ではある。見終わった後はすぐに忘れそうな内容ではあるが。

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