映画「ツイスター」(輸入盤4K UHD Blu-ray)

レビューの詳細は、TWISTER(4K UHD Blu-ray)|ツイスター|輸入盤DVDで観た映画のレビューを参照のこと。

「ツイスター」は、28年前に輸入盤レーザーディスクで購入して鑑賞した記憶がある。当時の輸入盤レーザーディスクでは、CAV版とCLV版の2種類をリリースするという凝りようだったが、当時どっちを購入したか、記憶が定かではない。28年前に見た時には、「ストーリーとしては大したことはないな」と思った記憶が残っていたので、その後DVDがリリースされようが、Blu-rayがリリースされようが、買い換えることはしなかった。

ただ、2024年の夏に「ツイスター」の続編に当たる「ツイスターズ」が劇場公開されるにあたり、「ツイスター」が4K UHD Blu-rayでリリースされることが決まったので、「ツイスターズ」に関心を持っていた僕は、28年ぶりに「ツイスター」を見てみるか、と輸入盤4K UHD Blu-rayの「ツイスター」を購入して、今日鑑賞した次第である。

今日、改めて鑑賞した感想としては、「ストーリーとしては大したことはない」という部分には変わりはない。ただ、4K UHD Blu-rayでミックスされ直したDOLBY ATMOSのサウンドトラックが驚異的な音場感を生み出しており、それが竜巻のCGの映像と相まって、体感する映画としてはきちんと成立していることを認識できたので、作品に対する評価は少し上がっている。

先日、「ソファが届いたのでホームシアターのセッティングをし直す」という話を書いているが、ソファに座っての映画鑑賞はこの「ツイスター」が初めてであり、DOLBY ATMOSで再ミックスされたサウンドトラックの凄さは、この映画の長所の一つであろうと言える。

映画評論家の町山智浩氏と柳下毅一郎氏が書いた「映画欠席裁判」という本によれば、この「ツイスター」の脚本は、元々ハリウッド版ゴジラの脚本として書かれたものなのだという。ただ、プロデューサーのスティーヴン・スピルバーグがハリウッドに「ゴジラ」を作らせたくなかったため、脚本の内容を書き換えてゴジラの部分を竜巻にして成立させたのだという。そういう情報を知ると、竜巻をゴジラに置き換えてもある程度物語は成立してしまうという裏事情が見え隠れする。

アメリカでは、4K UHD Blu-rayはリリースされたので、輸入盤として購入できたが、日本では配給会社がアメリカと違うので、リリース予定はないようである。近年、特にディスクメディアのリリースが日本では減っているので、今後リリースされる可能性はあまり高くないと思われる。サラウンドファンの人は、レファレンスディスクとして、輸入盤4K UHD Blu-rayを購入するのがいいかと思う。

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