Visaのタッチ決済が急増、iD、QUICPayは撤退へ

今日のIT Mediaの記事を読んでいて驚いた。2020年の東京オリンピックを機にスタートしたクレジットカードのタッチ決済が、ここのところ急増していると言うのである。Visaは2020年の時には13%しかタッチ決済がされなかったものが、2025年3月には52%までタッチ決済が使われているという。

僕はどうかと言われると、確かに一昨年の秋口からVisaやMaster Card等のタッチ決済を多用し始めている。最近では、現金払いをする機会が非常に少ない。店によっては現金払いしか受け付けていないところもあるし、QRコード決済しかダメな店もあるので、そういう店では現金払いをしたり、PayPayを使ったりしているが、基本はVisaかMaster Card、Amexのタッチ決済で済ませている。

そうなると、クレジットカードに付帯していたiDやQUICPayを利用することも少なくなってくる。クレジットカード直での支払いができるのならば、あえてiDやQUICPayを使う必要性がないからである。

僕自身の使い方と世間の使い方が同調しているのかわからないが、クレジットカード会社もカードに付帯していたiDやQUICPayから撤退する動きが加速しているという。新規発行のクレジットカードにはiDやQUICPayが付帯していない事例が増えているという。

国際的にはiDやQUICPayはガラパゴス仕様なので、訪日外国人が使うことはないし、僕がロンドンに行った時にもVisaやAmexのタッチ決済だけで全てを賄えたので、グローバルに使える仕様のタッチ決済を選ぶのは必然と言える。

今後は、JRや私鉄の乗車に使えるSuicaがVisaなどのタッチ決済に切り替わるか、という点が注目ポイントだろう。現時点では首都圏でタッチ決済ができる駅があまり多くないので、Suicaを使っているが、ロンドンに旅行に行ったときに便利だと思ったカードのタッチ決済が電車の乗り降りでも普通に使えるようになれば、利便性は向上すると思う。

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