レビューの詳細は、『アザー・ガイズ 俺たち踊るハイパー刑事!』Blu-ray(輸入盤)レビュー|冴えない刑事×金融犯罪——“その他大勢”からの逆転を描く痛快バディ・アクション【SDR / dts-HD MA】を参照いただきたい。
この映画のBlu-rayを買ったのは2010年のことである。パッケージのシュリンクは購入当時に取り除いている。当時、輸入盤DVDの製造不良が散見されたので、購入後、ディスクチェックのつもりで開封していたのだった。
それから15年も見ないで放置していた。他にも2010年当時に購入して見ていない輸入盤Blu-rayはたくさんある。最近、見ていない輸入盤Blu-rayを見なければな、と思いながら、ラックに揃えた輸入盤Blu-rayを眺めていたのだが、輸入盤Blu-ray購入初期のこの作品を見たくなってきた。
本当は先週か先々週に見たかったのだが、体調が優れず、集中力を欠いていたので、見ることが叶わなかった。今日は、睡眠をしっかり取ったし、体調は優れていたので、この作品を見る気になった。
基本的には刑事もののバディものであり、コメディでもあるが、映画冒頭で大活躍するスター、ドウェイン・ジョンソンとサミュエル・L・ジャクソンが序盤であっさり映画から退場するので、驚いてしまった。もちろん、この映画の主役はウィル・フェレルとマーク・ウォールバーグなのは知っていたのだが、ドウェイン・ジョンソンとサミュエル・L・ジャクソンの印象が強すぎて、ウィル・フェレルとマーク・ウォールバーグが本当に主役を務め切れるのか、不安があったのも事実である。
しかし、「その他大勢」にすぎなかったウィル・フェレルとマーク・ウォールバーグが次第にお互いを認め合い、巨大な悪に対して対峙していく様を見るのは、なかなか面白い。
この手の映画は2025年の現在は劇場では上映しづらいと思う。売れないからである。Netflixなどのストリーミング配信行きになりかねない映画だと思っている。ただ、映画ファンとしては、この手の映画は見ておかないと、映画の知識を蓄えることはできないと思っている。近年、オタクに憧れる人が増えているらしいが、タイム・パフォーマンス、コスト・パフォーマンス重視ではオタクになることはできないと思っている。この手のそんなに高い評価を得られるわけでもない映画も積極的に見ないと、オタクになれない。
そういう意味では、ある種の踏み絵的映画だと思う。

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