ジェームズ・キャメロンの最新作、「アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ」は期待している作品の一つである。当然、劇場で観に行くつもりだったが、どこの劇場で見るかが悩みの種だった。
普段ならば何も考えずに東京・池袋のグランドシネマサンシャインのIMAXレーザーGTで圧倒的な映像没入感と、大音量による音響効果に浸りたいところだった。
しかし、前作「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」の時に掲示板で「どこの劇場で”アバター”を見るのが最強か?」という話題で盛り上がっていて、その時に中国から流れてきた劇場ごとのスペック表を見たら、IMAXが最適とは思えなくなったのである。
その中国から流れてきた劇場スペック表だと、4K/HDR(Dolby Vision)/3D/HFR/Dolby Atmosという最高峰のスペックで提供できるのは、Dolby Cinemaだけだった。IMAXは、IMAXレーザーGTでもレーザー4Kでも2K/SDR/3D/HFR/12chサラウンドとDolby Cinemaよりも画質が劣っていることが判明したのである。
そして、「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」の時にはIMAXは全国で上映トラブルを巻き起こし、上映中断や中止が起きていたのである。どうも3DでHFRだと映写機に負荷がかかりすぎていて、トラブルになりやすいらしい。僕が福岡・キャナルシティのIMAXレーザー4Kで見た時には問題はなかったが。
そんな情報を目にしていたので、「アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ」も「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」と同じだと仮定するとDolby Cinemaの方がいいのかな、と考えていた。
決定的になったのは、12月19日からスタートする上映時間の配分である。グランドシネマサンシャインだと、字幕版で都合がいいのは16:35からの回だけだった。昼の都合のいい時間は残念なことに吹き替え版の上映なので、対象外である。しかし、16:35の回を見に行ってしまうと、映画が終わるのは20:07なのでその後夕食を食べて家に帰って寝ようとしたら、深夜0時とか1時になってしまう。12月7日に佐野元春のライブ、12月13日に渡辺シュンスケのライブを見に行き、12月23日も佐野元春のライブ、12月30日に友達との忘年会が予定されている中、「アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ」までグランドシネマサンシャインに見に行って、深夜就寝にすると、寝不足が続いてしまい、体調不良に陥る危険性があった。
T・ジョイ横浜のDolby Cinemaだと13:50スタートで17:20終了だから、映画が終わったら家に帰って夕食をとり、そんなに遅くならずに就寝できるので、体調不良に陥る可能性がさほど高くない。池袋と違って横浜なので家からもかなり近いし。移動時間も往復で2時間ぐらい違う。
そんな理由から、今回はグランドシネマサンシャインのIMAXレーザーGTではなく、あえてT・ジョイ横浜のDolby Cinemaにしてみた。チケットの予約もIMAXレーザーGTだと争奪戦になるが、Dolby Cinemaだと余裕でいい席が確保できた。
あとはT・ジョイ横浜の入場特典があるかどうかだが、どちらにしても今回の映画鑑賞は意図的にDolby Cinemaにしたので、普段のIMAXレーザーGTとどう映像表現、音響効果が異なるかを確かめるのが楽しみである。明後日まで楽しみに待っていたい。

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