機動戦士Vガンダム 第26話「マリアとウッソ」

ザンスカールのコロニーの中に入ったウッソたちは、女王マリアを盾にして脱出を企てるが、マリア殺害をも厭わないクロノクルの手によってペギーが戦死、ウッソとマーベットは囚われの身になってしまう。一方オデロたちも無事コロニー内に入り、偶然からザンスカールの手に落ちたVガンダムと接触することになる。そこに現れたマリアとウッソは、式典の地図を手に入れて、脱出の手段を考えることになるのだが。

今エピソードでザンスカールの女王マリアの意外とも言える力の一面を見せられる。なんと病人をも治してしまうという光を放つマリアは、たしかに国民にとって象徴以上の存在と言えるのではないかと思う。しかし、その弟であるクロノクルは、その女王をあまり大切にはしていないようで、彼のしたたかさを見た思いである。前エピソードの予告通り、シュラク隊のペギーが今エピソードで戦死。しかし、そのインパクトは他のシュラク隊の戦死に比べると印象強い感じはする。それはウッソに何を残したかを伝える所が違うのではないかと思う。本エピソードラストでは、ついにカテジナが戦闘に参入。いよいよ話が狂ってくるのではと感じさせるところはある。ストーリーがすこしずつ方向転換している印象である。

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