スター・トレック エンタープライズ 第33話「封印された記憶」

あらすじ

トゥポルの元に、バルカン最高司令部から極秘の任務が入る。それは、かつて腐敗した惑星アガロンと、バルカンが同盟関係を結んだときに、アガロンの犯罪組織を一掃すべく工作員を派遣したのだが、犯罪組織が一掃された後も、犯罪に染まった工作員が戻ってこなかったために、別の工作員を送り込んで元の工作員を捕らえる任務が与えられたのである。トゥポルもその一人で、ただ一人、メノスという人物を取り逃がしていて、メノスの居場所が分かったので、逮捕せよという指令だったのである。しかし、トゥポルは、メノス逮捕に向けて、信頼できる人物の同行が必要で、アーチャーに依頼をする。アーチャーも謎を抱えながらも同行を受け入れる。そしてメノスの確保をしたのだが、トゥポルは、次第に動揺しだす。それは一度メノス逮捕のチャンスがあったときに、メノスの仲間であるジョセンをフェイザーで撃ってしまい、無実の人物を倒したのではという罪悪感が蘇ってきたためである。それを利用してメノスは逃げようとする。

感想

トゥポルが主人公のエピソードであるが、感情を押し殺し、常に沈着冷静なバルカン人が、過去に行った事柄の罪の意識に苛まれ、感情の揺れを体現するという興味深いエピソードである。そして、その感情に揺れるトゥポルを支えたのは感情的に振れのあるアーチャーであるというのは、展開的に面白い。メノスという人物が、犯罪に染まってしまい、バルカンの精神を忘れた犯罪者になっているのも、トゥポルの感情を左右していて、この二人のやりとりが物語の出来を左右していると思う。内容はシリアスだが、途中、タッカーが艦長代理でてんてこ舞いになるシーンは笑える。

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