ホワイト・ベースは中央アジアのマ・クベの鉱山基地を次々と壊滅していった。しかしその戦いの中、過労のブライトは倒れてしまい、ミライが変わって指揮を受け持つことになった。ホワイト・ベースの進撃に怒りを覚えたマ・クベは、自ら軍を指揮してホワイト・ベースを撃墜する作戦を発動させる。その罠にはまったホワイト・ベースは深く傷ついてしまう。ミライの不慣れな指揮によって、アムロ達も戸惑いを隠しきれなかった。
ブライトが倒れてしまい、指揮命令系統が混乱してしまうという貴重なエピソード。第1話でまだ士官候補生だったブライトも戦いの中で自ら指揮者としての熟度を上げてきていたように思えるが、そのブライトがいないとどうなるのかを描いた珍しい話だと思う。ブライトが過労で倒れたのは、元々不慣れな指揮者としての立ち位置に加えて、リュウの戦死が心労になっていたことは間違いないと思う。また、パイロットが色々問題を起こすアムロであり、なかなか思うようにいかないところもブライトの疲労を溜めていった原因のように思える。変わって受け持ったミライは残念ながら指揮者としては能力があるようには見えない。性格のきついセイラがミライに活を入れていったように思う。セイラもどこか他人事に見えるのは気にかかるが。
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