映画「イコライザー」(輸入盤Blu-ray)

映画・テレビ

レビューの詳細は、THE EQUALIZER(Blu-ray)/イコライザー/輸入盤DVDで観た映画のレビューを参照のこと。最初、デンゼル・ワシントンが大暴れする痛快アクション映画かと思っていたのだが、意外と日本の「必殺仕事人」のような、割とおとなし目のアクションシーンがメインの犯罪映画だったこの「イコライザー」。ただ、デンゼル・ワシントンの存在感はものすごくあり、ワシントン演じるロバート・マッコールのリアリティ感は見事なものがある。ワシントンが演じることで、凄腕の元CIAエージェントという設定が生かされている感じがする。ロシア人マフィアが、マッコールの存在を意識し始め、マッコールを亡き者にしようとしながら、返り討ちに会う場面などは、この映画の肝であり、爽快感あふれるところであろう。マッコールが一市民であるがために、銃など持たず、ロシア人マフィアの持つ武器やホームセンターの販売道具などをマフィアに対して活用する様は、意外な展開でなかなか面白かった。マッコールが立ち上がる切っ掛けとなった売春婦アリーナを演じているのが、クロエ・グレース・モレッツだったのは意外。最初は誰だかわからなかったが、ラストで素顔を出して登場するので、あれっと思ってしまった。映画としては水準の出来だが、見て損はない作品であると思う。少々上映時間が長いのが、気になるところかなと思う。

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