映画「シャン・チー/テン・リングスの伝説」(IMAX 2D/ユナイテッド・シネマ キャナルシティ13)

映画・テレビ

マーベル・シネマティック・ユニバースの第25作目に当たり、フェイズ4でまた新たな新ヒーロー誕生物語を描いているのが、この「シャン・チー/テン・リングスの伝説」である。この「シャン・チー/テン・リングスの伝説」が特徴的なのは、シリーズ初のアジア系俳優が主役になっていることと、登場キャラの大半がアジア系で占められ、主役であるシャン・チーの父親役であり、テロ組織「テン・リングス」のボスに当たる人物をトニー・レオンが、シャン・チーの叔母にあたる人物をミシェル・ヨーが演じるという、脇を固めた役者でストーリーを語っているのがポイントである。そして、物語は家族の物語に行きつき、妻の死を信じられぬ父と、その息子であるシャン・チーが母をめぐって戦いを繰り広げるという展開になっている。マーベル・シネマティック・ユニバースでは珍しいカンフーを多用したアクションシーンが見所であり、それにCGによるエフェクトが効果を発揮している。一見すると他のマーベル・シネマティック・ユニバースの映画とは関係ないストーリーのように感じられるが、物語途中であるキャラが登場したり、エンドクレジット前のポストクレジット後にアベンジャーズのあるヒーローたちが登場するところは、やはりマーベル・シネマティック・ユニバースの一つとみなされると思う。それと「アイアンマン」で登場したテロ組織「テン・リングス」との関係も説明に入っているのはポイント高い。「アイアンマン3」で登場したあるキャラが今回も登場する。IMAX版では、撮影カメラの関係か、終始1.90:1のIMAXデジタルシアターのアスペクト比で上映され、迫力が通常館よりも増している。新ヒーロー誕生物なので、マーベル・シネマティック・ユニバースに馴染みがない人でも、見やすい映画になっていると思うので、関心のある方はぜひ見てほしい。

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