レビューの詳細は、CAPTAIN MARVEL(4K UHD Blu-ray)/キャプテン・マーベル/輸入盤DVDで観た映画のレビューを参照のこと。「アベンジャーズ エンドゲーム」の公開を前にして、また新たなスーパーヒーロー誕生物語を、女性が主役の映画として描いた意欲作が、この「キャプテン・マーベル」である。映画自体は大ヒットを記録しているが、映画評価サイトRotten Tomatoesの観客の評価では、女性がヒーロー物の主役を演じるのは許さない、という人の映画を見てもいないのに凝り固まった意見を持つ人の投票で大混乱をして、観客評価が異常に低い状態に陥ったことでも知られる。ちなみに映画批評家の評価は高水準である。そう考えると、マーベル・シネマティック・ユニバースの中では、初の女性ヒーロー主人公物になっているのがこの「キャプテン・マーベル」である。ちなみに女性ヒーロー主人公物の第二弾は、「ブラック・ウィドウ」で、2021年7月公開予定である。男性・女性の性別を考慮してみても、この映画は結構面白い。スーパーパワーを持ったヒーロー、キャプテン・マーベルが自身の過去の記憶を取り戻し、真の敵と戦うという展開は、ヒーローの王道物をいく展開だと思う。また、舞台設定が1995年と、「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」と「アイアンマン」の間の時代設定のため、他の作品とクロスオーバーしないのも、わかりやすい設定かなと思う。映像は4K/HDR10で、解像度は十分にあり、色乗りもよく出ている。音響はDOLBY ATMOSで、頭上方向からのサウンドデザインがよく練られており、効果的にサラウンド設定がなされている。おまけ映像で「アベンジャーズ エンドゲーム」の前振りになっているので、この映画は重要な意味を持っている。
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