スター・トレック ヴォイジャー 第31話「限界速度ワープ10」

パリスとキム、トレスはシミュレーションでワープ速度10を超す実験を行っていた。現実の世界ではワープ10を超えると理論上空間のどこにでも存在することになり、それを使えば一瞬でアルファ宇宙域に帰れるはずだった。シャトルでテストを行ったパリスは、ワープ10を達成し、宇宙空間のどこにでもいる状態となって戻ってくるが、その後パリスの身に変化が生じる。原因不明なまま、パリスはどんどん変化していき、尊大な態度を取り始める。そして、ジェインウェイ艦長を拉致して再びシャトルに乗り込み、ワープ10に達するのだった。

スター・トレック ヴォイジャーのエピソードの中では駄作と称されている一編。それはパリスと艦長のワープ10に達した後の変化の状態と、その後の運命についてあまりにも唐突なためのエピソードといえるが、改めて見ると、パリスの人間的成長についても言及しているエピソードだともいえる。パリス自身は父親に対するコンプレックスがあり、記録を達成することで父親を見返したいという願望を持っている。今回ワープ10を達成したパリスはそれで他人に賞賛される状態になるのだが、最後は反省をして、自分の心の在り方を見直すことになる。そう考えると意外と面白いのではないかと思う。前エピソードで出た裏切り者が今回もちょっと出てくるのは後々のエピソードの布陣ともいえる。ワープ10を超すエピソードは、のちのボーグ話でしか出てこないところを見ると、製作者側にとっても都合の悪い設定なのだろうと思う。

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