レビューの詳細は、MIDWAY(2019)(4K UHD Blu-ray)/ミッドウェイ(2019)/輸入盤DVDで観た映画のレビューを参照のこと。大作映画ばかり撮影するローランド・エメリッヒ監督が、太平洋戦争の重要な局面である「ミッドウェイ」の戦いを史実をもとにして作った映画が、この「ミッドウェイ(2019)」である。アメリカ軍と日本帝国軍の戦いを描いた作品だが、興行的には失敗していて、批評家からの評価も低い。観客の評価は高い。2019年に映像化されただけあって、CGを駆使した戦闘シーンは驚異の映像に仕上がっている。音響効果と相まって、イマーシヴな映像と音響効果が提供されている。まるで戦闘機に乗っているかのような映像がこれでもかと登場するので、映像に取り込まれる感覚がある。出てくる俳優も日本人俳優を多数起用していて、ハリウッド映画でお馴染みの「変な日本人」という描写は影を潜めているように思える。物語は1930年代から始まり、真珠湾攻撃とミッドウェイの戦いを中心に描いているが、DOLBY VISIONのはっきりしたコントラストが観客の目を奪ってしまっている。サラウンドも素晴らしいので、デモンストレーション映画としては最適ではないかと思う。重低音も鳴り響くし。
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