あらすじ
ソージを船に連れてきたピカードは、船長のリオスの様子がおかしいのに気づく。それはラフィも同じで、ラフィはリオスが船のホログラムを全て起動させているのに気づき、リオスの心の内を探し始める。ピカードはジュラティがマドックスを殺害したことを知り、彼女に自首することを勧める。そして、船をディープ・スペース・12に向けて進め、宇宙艦隊を集結するよう准将に進言する。一方遺棄されたボーグ・キューブ内に居残っていたエルノアは、セブン・オブ・ナインに救出される。セブンはボーグ・キューブからロミュランを排除すべく、ボーグ・キューブの再生を進める。そのロミュランではソージの行き先を探査していて、ボーグ・キューブに用はなくなりつつあった。リオスが過去をラフィに話し始め、ソージがかつてのファースト・コンタクトの相手と同じ顔をしていること、そのファースト・コンタクトの相手をリオスの上司の艦長が殺害していることを知る。そして、ロミュランの陰謀の全容が明らかになりつつあった。
感想
第1シーズンも終盤に入ってきたが、ようやくロミュランの陰謀の全容が見えてきたエピソードである。それは、何十年前から警告されてきた情報に基づいて、ロミュランがアンドロイドを抹殺するという目的を持っていて、ソージやダージ、その他の仲間たちを皆殺しにするというストーリーを持っているのは斬新である。ロミュランの秘密組織、ジャット・バッシュの目的がそれに合致していて、ジュラティを脅迫したのも、その一つであると言える。リオス船長の過去も今作で明らかにされるが、それがソージの過去と関係あるのも、なかなか面白い。今作で再びセブン・オブ・ナインが登場し、エルノアを救出してロミュランをボーグ・キューブから排除するという展開も興味深いものがある。後2話でこのシーズンは終わりになるが、ストーリーが完結するのか、第2シーズンに続くのか気になるところである。
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