iMacの外付けSSDをUSBからThunderboltに変更する

2015年6月15日の記事で、「iMacに外付けSSDを接続して、高速化を図る」という内容を書いている。これは現在のMac OS Xが、外付けのSSD/HDDにOSをインストールすると、その外付けSSD/HDDからiMacを起動できる、という物である。そのため、SSDを利用すると、動作の高速化が図れる、という利点があることを書いている。しかし、前回書いたときには、外付けSSDをUSB3.0で接続するという方法を試しているが、一つ欠点がある。それはTrimコマンドが利用できない、という物である。Trimコマンドとは、SSDのデータ書き換えの方法を変更する物であり、SSDの寿命を延ばすコマンドであるが、USBの場合、これが利用できないのである。そこで、Trimコマンドが利用できるThunderboltケーブルでの接続方法を試してみた。しかし、Macの特徴の一つであるThunderboltケーブルと、SSDを収納するケースが意外なほど、見当たらないのである。Googleで探すと、過去の記事は見つかるが、現在の記事がないので、対応ケース等が既に売っていない、という事情があった。今回、なんとかネットと足で見つけたケースと、ケーブルを入手したので、それを書き記しておきたい。

  • ケースは、DELOCKの2.5” Enclosure SATA HDD>Thunderbolt 42510で、これはAmazonにも売っていない。売っているのは、秋葉館という店と、もう一つだけである。秋葉館は、楽天にも出店しているが、クレジットカードは使えず、銀行振り込みか、代金引換のみである。そのため、ネット通販にしては、面倒くささが残ってしまうが、現在手に入るケースはこれぐらいである。なお、電源が必要なので、コンセントを1個用意しておく必要がある。
  • ケーブルは、同じく秋葉館で、住友電工のThunderboltケーブル、2mを購入した。多分Apple Storeで買うよりは安いと思う。ちなみに、この2点を同時購入すると、金額が15000円を超すので、送料は無料になる。
手順はいたって簡単である。まずiMacの電源をシャットダウンさせ、外付けSSDをUSBから外し、ケースからSSDを取り出す。その後、DELOCKのケースに取り付け、電源、Thunderboltケーブルを取り付け、「option」ボタンを押しながら、電源を入れる。そうしたら、起動ディスクが選択できるので、USB接続していたときのSSDを選択する。あとは起動後、ターミナルを起動し、次のコマンドを打ち込む。

  • sudo trimforce enable

その後、「データが消失する可能性がある」という警告文が出るので、自己責任で、「y」を2回押すと、自動的に再起動し、Trimが有効になる。なお、これはOSがYosemite 10.10.4以降のときだけであり、それ未満のOSでは対応していないと思われるので、確認はよくしておくこと。とりあえず、僕の環境では問題なく動作している。

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