あらすじ
エンタープライズは、ガス惑星を調査中、エンタープライズよりはるかに装備が進んでいるヴィシア人と遭遇する。アーチャーとヴィシア人は、惑星を共同探査することで合意し、またヴィシアのテクノロジーの供与を受けることでも合意する。そしてタッカーはヴィシアのワープテクノロジー等を学ぶことになる。そこでタッカーは、ヴィシア人が子供を産み、育てるのに共親と呼ばれる第3の性の人種を知り、共親が知性があるのに単に子供を産むためだけに存在していることが我慢できず、共親に知識を指導してしまう。その結果、悲劇が起こった。
感想
タッカーが文化の違いを理解せずに、自身の正義を押し付けたために悲劇が起こるという重たい話。最初のタッカーの共親に対する納得のいかなさ加減が、なんか物語に余計な押し付け感があるなと思っていたが、結局これは現実世界でもアメリカの価値観を世界に押し付けているものに共通していることかな、と思った。タッカーが良かれと思った取った行為が、結果的にヴィシアの文明に干渉し、最終的に悲劇が待っているというのは、違う文明への干渉の仕方をよく考えないといけない、という手本になっていると思う。
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