今日、6月2日の午後1時から、スカパーの衛星を用いて、4Kの試験放送がひっそりと開始された。ひっそりとというのは、前にも書いたが、この4K放送を受信出来るチューナーが現在市販されていないからである。だから現状4K放送を見るには家電量販店のデモ機を観るしか方法がない。しかもNHKは2020年のオリンピックには8Kでの放送を行いたいという目論見まである。となると4Kの存在意義がかなり薄くなってしまう。どちらにしても地上波デジタルでは4Kは無理だとは思う。現状帯域が足りなくて、横が1440pxという本来の16:9の画素数を再現していないからである。多分大半はしばらく2Kでの配信が続くのではないかと思う。マスターが4Kで2Kにダウンコンバートするという方法でも2Kの画質は上がる。この画素数競争がどこに行き着くか、情勢を見守っていきたいと思う。
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