有害な廃棄物を宇宙に撒き散らせているマロン人の宇宙船が、制御不能になりクルーが脱出する。そのクルーからの救難信号を受けたヴォイジャーは迷走している宇宙船を発見し、爆発を止めようとクルーを派遣する。クルーのメンバーに入ったトレスは、その前から短気な性格を治すようトゥヴォックに指導を受けていたが、マロン人のやり方が気に食わなく、怒りを爆発させようとしていた。なんとか怒りを制御しながら宇宙船の爆発を止めようとするトレスたちだったが、宇宙船には怪物がいて、彼女たちの行動を妨害しようとしていた。
すぐに怒りを爆発させるトレスの怒りをコントロールするまでの話を描いた、珍しい作品。トレスはクリンゴンとのハーフなので結構血の気が多い。それをトゥヴォックに指摘され、瞑想で怒りをコントロールしようとするのだが、最終的なクライマックスではその怒りが彼女の身を助けるという捻った話にしてある。そしてその怒りに対してトレスが後悔をするかのようなラストが印象深い展開である。第5シーズンに入って登場の廃棄物を撒き散らすマロン人は、どこの民族をモチーフにしたのかちょっと気になるところはある。
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