1980年代後半に一世を風靡したテレビ刑事ドラマ「あぶない刑事」の映画化第1作。TV版で培われたユーモアと軽いテンションのノリが映画版でも生かされている。物語は株の操作で儲けを出した画商を追って主人公二人が強引な捜査を迫るというものだが、さすがに2010年代にはちょっと無理だろうと思われるストーリー展開だと思う。面白いが、元々テレビドラマだったのを映画化しているために少々間延びしている場面もある。とは言うものの本格的刑事ドラマが最近ないことを考えると、こういう作品が80年代にあったことは貴重といえると思う。
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