機動戦士Vガンダム 第38話「北海を炎にそめて」

ベスパのモトラッド艦隊の一隻、ツインラッドはイク少佐の指揮の元、ホワイトアークの追撃を仕掛けていた。ウッソとパトロールに回っていたオデロは、モビルスーツの座席にエリシャをデートに誘っていた。そこにイク少佐率いる艦隊が攻撃を仕掛ける。反撃するウッソたちだったが、核の汚染を避けたいという想いから思うような攻撃が仕掛けられない。そこにレンダがウッソに迫ってくる。

今作では今まで一方的な片思いだったオデロとエリシャの関係が両思いになるという展開と、ベスパのイク少佐とレンダとの関係が味方敵両方で描かれ、一種の恋愛物語になっている。そのせいか、ラストがとても空虚な感じのする終わり方をしている。もちろん主人公側をまだこの場面で死なせる訳にはいかないから、敵側を死なせるという展開にしているのだが、とても戦闘が虚しいという話で描かれているので、物語的に寂しい物がある。一方でマーベットの体調が不調なものは多分今後描かれるであろうと思われる。いつの間にか、V2ガンダムがリガ・ミリティアの象徴になっているのは面白いと思う。Vガンダムが複数機出撃しているのと対称的に、V2ガンダムが1機しかないからというのもあるだろうが、ストーリーがやっぱり主役機はロボットアニメお約束事である1機しかないという展開に変わってきているからだと思う。

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