今年の1月にWOWOWで放送されたノンフィクション。「機動戦士ガンダム」の生みの親である富野由悠季監督が、新作の構想中に登場する宇宙エレベーターについて、いろいろ現在存在する技術をいろいろ紹介するという内容。大学の宇宙エレベーター研究から東京スカイツリーのエレベーターの紹介、宇宙空間に持ち上げる土の存在など、興味深い内容が詰まっている。富野監督は確か2006年ごろに「リーンの翼」を発表して以来新作がないと思ったが、今も健在で、宇宙を舞台となる作品になりそうである。その中で登場する宇宙エレベーターをリアリティあるものにするためにいろいろ調べていく姿は、富野監督の一連の作品のリアリティ感に共通するものがある。いつ新作ができるのかは不明だが、楽しみにしたいと思う。
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