レビューの詳細は、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:ホリデー・スペシャル(4K UHD/Disney+)/Apple TVで観た映画のレビューを参照のこと。Disney+スタート時から、マーベル・シネマティック・ユニバースはDisney+版のオリジナルドラマも制作しており、それらドラマ版が映画とリンクしてしまっているために、ファンはドラマ版も見なくては設定がわからなくなり、結構負荷が高くなっているのだが、2022年のドラマ版の最後を飾るのが、この「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:ホリデー・スペシャル」である。「ホリデー・スペシャル」と銘打っているので、独立した物語になっているだが、設定上は映画版の「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」と「ソー:ラブ&サンダー」を受け継いでいるところがあり、やはりこの作品も見なければ、次の「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー・vol.3」の設定がわかりづらい部分はあると思う。
とは言え、ストーリーは、クリスマスを祝う独立した物語になっているので、そのドタバタ劇を見るだけでも心温まる内容にはなっていると思う。ガモーラを失ったことで失意のどん底にいるピーターを慰めようと、クリスマスプレゼントにハリウッド俳優であるケヴィン・ベーコンを連れてこようとするマンティスとドラックスの暴走ぶりが結構楽しいのと、ケヴィン・ベーコンが本人役で登場し、物語のキーになっているところは、注目すべきところである。
クリスマスを祝う物語のため、クライマックスに行くに連れて、厳かなクリスマス気分にさせてくれる内容になっていて、配信が開始された11月25日から12月25日ぐらいまでに見ると、気分的に盛り上がることは請け合いの内容になっている。
ドラマなので上映時間が41分と短いのも見やすい要因になっている。内容的には2時間も持たないので、ちょうどいいかなという感じである。
映像は4K/DOLBY VISIONで収録されていて、ネイティヴ4Kである。映画ではないので、1.78:1のフルスクリーンでの提供になっていて、4Kテレビの画面一杯に映像領域が広がり、迫力はある。また、4Kならではの高精細の映像が提供され、DOLBY VISIONによる色彩管理は、クリスマスのイルミネーションで最高に発揮される。
音響はDOLBY ATMOSではあるが、派手なサラウンドではない。でも、自然な空間サラウンドは提供していて、映像に寄り添うサラウンドになっているとは思う。
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