
今年の7月から佐野元春 & THE COYOTE BANDの45周年アニバーサリー・ツアーが全国で開催されていることを知っていた。ただ、首都圏に住んでいても、横浜のはずれの方の住まいの身としては、埼玉や千葉の公演を見に行く気になれなかった。行くのはいいが、帰りが大変だからである。横浜住まいなので、横浜BUNTAIのチケットは取るとして、東京のチケットも押さえておくかな、とは思った。
東京は追加公演が予定されているとはいえ、LINE CUBE SHIBUYA1公演だけだった。ファンクラブ先行予約とはいえ取れないかな? と思ったがチケットは確保できてしまった。それで、平日にもかかわらず、渋谷に佐野元春の45周年アニバーサリー・ツアーを見に行った。
できるだけネットのネタバレは回避してきたので、今回の公演が二部構成であることと、一部が「HAYABUSA JET 1」からの選曲だということだけ知っているだけで、なんの楽曲を演奏するかは知らなかった。
オープニングの演出は驚いた。レコード、CDの音源を使っているとはいえ、まさかここから使うか!という驚きだった。
一部はネタバレ通り「HAYABUSA JET」からの選曲だったのだが、「1」だけじゃないところは予想外でびっくりである。しかもどれもご機嫌なアレンジになっているし、映像とのシンクロ度合いも高い。一部だけで一応ライブの起承転結を成しているところは満足度が高い。
途中15分の休憩を挟むのだが、そこで面白い映像が流れるのも楽しかった。テンションが緩む感じがする。
後半二部はTHE COYOTE BANDとのコラボ曲が中心なのだが、後半になるにつれて、初期の楽曲も演奏されるので、会場の盛り上がり方がすごかった。二部の最初の方、ギターの深沼さんの機材不調で深沼さんが少し演奏できなかったのは、気がかりではあった。
アンコールだと予想外の初期の楽曲を演奏するので、なんか懐かしい思いがした。会場の盛り上がり方もすごく、こちらも煽られた。
後、佐野元春が昨今の世界情勢について、懸念を若干口にしていたのは考えさせられるところがあった。一部楽曲はそういう懸念を歌った楽曲もある。
最近は佐野元春の楽曲を聴くことが少なくなっていたのだが、その分ライブで楽しませてもらった。次は12月の横浜BUNTAIである。
  
  
  
  