先日、ニュースで「太平洋戦争の沖縄戦で亡くなられた方々の名前を刻んだ”平和の礎”の名前を6月23日の慰霊の日に向けて、6月1日からインターネットで延々と読み上げる」という行動を今年も行う、という話を見かけた。
そのニュースを見た後、平和パレードに参加したりしていたので忘れていたのだが、今、書籍で「骨を掘る男」を読んでいて、ちょうど2022年の「平和の礎の名前読み上げ」の部分の文章を読んだことで、今年も行うという話を思い出した。
この「平和の礎の名前を読み上げる」という行為は、インターネットで募集していて、沖縄県に限らず、日本全国や世界の人たちが参加できるようになっている。なぜならば、沖縄戦で亡くなられた方々は、当然沖縄出身の方が多いのだが、沖縄で戦って亡くなられた日本兵やアメリカ兵、朝鮮出身者や台湾出身者もいて、それらの方々も「平和の礎」に名前が刻まれているからである。当然、そうした方々の名前も読み上げることになるから、日本だけでなく、世界から参加者を募っているのである。
この「平和の礎の名前読み上げ」は、過去に何かで紹介されたのを見た記憶はあるが、定かではない。正確に見た記憶として残っているのは、2ヶ月前にBlu-rayで見た映画「骨を掘る男」の映画の中のクライマックスで重要な役割を果たすシーンとして紹介されていたのが印象に残っている。
この行為は、「骨を掘る男」の言葉を借りれば、「行動的慰霊」になる。つまり、全く知らない亡くなった人に対して、慰霊することができるのか? という「骨を掘る男」という映画と本のテーマに対して、「できる」という意味で行なっているのが、この行為である。
世界が戦争への道を歩みかねない中、僕としては、平和を希求する思いから、今年はこの「平和の礎名前読み上げ」に参加して犠牲者の名前を読み上げ、慰霊するのが筋だと思った。だから、ユーザー登録をして、参加の意思を主催者に提示した。
今の所、沖縄県外の県の犠牲者の名簿が送られてきている。500名の犠牲者を30分の枠で読み上げることになる。実施するのは6月だから、ゴールデンウィーク明けから読み上げの練習が必要かなと思っている。6月にイラン情勢がさらに悪化して、名前読み上げ自体ができるのかどうか怪しいところもあるが、自分でできる行動はすべきであるという考えに基づき、今のところは、犠牲者の名前を読み上げる気でいる。
