前から言われていたことではあるが、今日のYahoo!ニュースの記事で、あらためて日本人の読書に関するデータが提示されていた。
それによると、日本人の平均読書時間は1日あたりわずかに6分なのだそうである。そして、1ヶ月に1冊も本を読まない人の割合が62.6%に達しているという。
本を最低1日10-15分、1冊/月ぐらいは読んでいる僕からしたら、読書自体がマイノリティな行為になっていることに驚く。しかも、読書離れは年齢を重ねるごとに増えていっているようである。若いうちは勉強で読書することもあるのだろうが、歳を取るにつれてスマートフォンに取り憑かれるようになり、ここから情報を得ることだけに注力しているように感じる。
個人的には読書をするという行為は、結構頭の整理や思想を固めたりするのに役に立つと思っている。僕は基本的にはノンフィクションの新書を読むことが多いのだが、最近は映画の原作本を手に入れたということもあり、小説も延々と読んでいる。
さらにはネット書店から注文して届いたノンフィクション作品や、今後発売される予定の本の予約などで、4冊ほど未読になりかねない本が待機している。
ネットで情報を得るというのは、即時性はあるし、それはそれで重要なのだが、どうしてもフィルターバブルやエコーチェンバーの影響で、自分の好ましい情報だけしか見なくなる、という問題はあって、それが今の社会の分断や政治の問題に影響しているように思われてならない。
本を読むとなると、本を執筆する人も体形立てて説明を書いているし、出版社が文章の校正をするので、読んでいるうちにロジックが徐々に組み立てられていく感じはある。もちろん、本においても自分の好みの本を読むというアンバランス性は残っているのだが、ネットのSNSに比べれば、まだ補正がかかっているので、SNSのエコーチェンバーやフィルターバブルに騙される可能性は少ないと思うし、本を読んで学習することで、これらの問題に対して「自分が罠にハマっているかも」と気づくことができる。
ネットは革新的ではあるが、それでもオールドメディアである書籍に対しては、ある程度意識して読むという行為を続けたほうがいいと個人的には考えている。古い名作から最新のノンフィクションまで、いろいろな体験ができるというのは利点だと思う。
