ゲストをもてなす種族として有名なシカリス星のガスという男に招待されたヴォイジャー。そこで彼らはシカリス星の転送技術の高さを目のあたりにし、故郷への帰路に使えるのではないかと考える。しかし、艦隊の誓いがあり、その技術を断りなく使うことは出来ないとジェインウェイ艦長は考えた。その仲でもクルーの一部は故郷に帰りたい一心で、艦長の命令を無視して裏取引をしようとするのだが。
最初はあまり面白い導入部ではないと思っていた話であるが、物語が進むにつれ、艦隊の誓いを守るか否かで悩むトレスや、その配下のクルー達と、トゥヴォックの意外な行動に後半ははらはらさせられた。まあシリーズが続くから、ストーリー的には失敗するのが目に見えていたのだが、それでも後半のトレスをはじめとするクルー達の心の揺れ動きには共感できるものがあったと思う。
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