スター・トレック ヴォイジャー 第17話「ミッシング1937」

デルタ宇宙域を航行中のヴォイジャーは宇宙空間に浮かぶ1930年代の自動車を発見する。エンジンをかけてみたパリスは、AM放送でSOSの信号を受信する。ジェインウェイは、その信号をたどってとある惑星に到着する。そこには異星人に連れ去られていた、1930年代の人々が冷凍冬眠で眠らされていた。その中には大西洋を単独で飛行したアミリア・エアハートもいた。彼らを眠りから覚まさせるクルー達だったが、正体不明の人々の攻撃を受け、対応をせざるを得なくなる。

今回のエピソードはどうも日本人には分かりづらいが、アメリカでは有名な女性探険家、アミリア・エアハートのその後の行方を描いた作品として、なかなか面白い展開になっていると思う。実際のエアハートは、世界一周の旅の途中で行方不明になってしまったということだが、男性中心の社会で女性が1930年代に活躍をしたという話しは、今回のヴォイジャーの艦長が女性艦長であるのと同様の効果を与えているような気がする。異星人に連れ去られた地球人たちは、異星人に反乱を起こして、独自の文化をデルタ宇宙域で作ることになるが、それがまたすばらしい効果を与えている。エアハートはその世界に残るという設定で、彼女の新たなる旅が始まるという具合である。

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