ウーウィグから帰還したウッソは、住居であるカサレリアを守るため、ベスパのモビルスーツ、シャッコーに乗って戦うことになる。それを心配するシャクティだったが、ウッソは次第に戦いの中に取り込まれていくことになる。一方シャッコーを奪われたクロノクルは、サバト配下に入り、シャッコー奪還作戦を行うため、カサレリアに向かう。そこでウッソの乗るシャッコーと交戦状態になり、ウッソのピンチを察したマーベットは、コアファイターで援護に出る。
ここまで第2話から4話までが、第1話につながるエピソードになっていて、どうしてウッソたちが戦争に巻き込まれていくかが詳細に描かれている。この第4話でウッソの両親は技術者であることが分かり、この辺はガンダムシリーズの主人公のお約束みたいなものが確立されていると思う。ウッソ自身もそれなりに技術的能力があるようで、それが初めてモビルスーツを乗ったのに何とか操縦できるという伏線みたいなものになっている。物語を語っているのはシャクティで、彼女のモノローグが他のキャラクターの動きを補完していると思う。この第4話では初めてコアファイターとガンダムのパーツが一部ドッキングするという話が出てきて、ここからガンダムがらみの展開になってくるのである。スポンサーの強い意志とはいえ、第1話にいきなりこの第4話の後の話を持ってくるのは今見ると無謀だったと思う。富野由悠季監督がこの作品を嫌っているのも早くも分かるところではある。
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