スターリングが所有している29世紀の宇宙船を確保しようと転送を試みたヴォイジャーだったが、スターリングの逆襲にあいデータの20%を奪われ、ホログラムのドクターも奪取される。スターリングは、宇宙船で29世紀の未来に行き、そのテクノロジーを活用して自分の会社の発展を考えていたのだった。スターリングは宇宙人と考える学者の命をも狙い、事実を自分だけのものにしようとする。ヴォイジャーのクルーたちはスターリングの野望を阻止し、未来の太陽系の消滅を阻止しようと限られたテクノロジーの中奮闘するのだが…。
前編に引き続き、29世紀の太陽系を守るために奮闘するヴォイジャーのクルーと、テクノロジーを悪用するスターリングの戦いを描いた楽しいエピソードとなっている。スター・トレックの中では珍しくロケの続くエピソードで、1996年のロサンゼルスが描かれている。でも元々1990年代の地球は「宇宙大作戦」では優生戦争が起こっていたはずなので、平和なロサンゼルスが描かれるのは、ちょっとスター・トレック・ユニバースからは外れるような気がする。ヴォイジャーの機能が不全な中でスターリングと対峙するのは結構分が悪い感じがしていたが、最後の最後で逆転勝利を迎えるのはスカッとする。今エピソードからドクターが29世紀のテクノロジーを用いてどこでも行けるようになった。ドクターのエピソードが増えそうな予感がする。
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