機動戦士Vガンダム 第27話「宇宙を走る閃光」

捕らえられ、ギロチンの刑に処せられようとしたウッソとマーベットだが、オデロ達の機転で、展示されていたガンダムらに乗り込むことができた。しかし、マリア主義に同調したカテジナが兵士となってモビルスーツを操り、ウッソを追い詰める。その時、リーンホースJrからザンスカールのコロニーに潜入したシュラク隊たちの手によってウッソたちは再び宇宙空間に脱出する。リーンホースJrの方では元々ザンスカールの兵器だったビッグキャノンをザンスカールの艦隊に向けて発射しようとしていた。それを阻止しようとするクロノクルとシュラク隊のジュンコの白兵戦が行われる。

物語がここに来て急に暗い話になってきた。カテジナがザンスカールのパイロットとしてウッソを追い詰めるのも急な展開だと思うし、シュラク隊のリーダー格だったジュンコの戦死もなんか今までのガンダムだと終盤に起こりそうな展開で、ちょっとリズムが早いのではないかという気がする。このまま物語が続いていくとすれば、後半はZガンダム以上に鬱話が続きそうで、黒富野節全開になるのでは、と思ってしまう。今エピソードではシャクティもニュータイプ的感覚を持っているような表現がある。でもニュータイプといえば元々は宇宙で生まれ育った人々の間で開花していくものだと思っていたのに、このVガンダムでは地球育ちの人々が開花していくというアプローチが違うような気がする。

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