FirefoxをRAMディスク上にインストールする

先日、Windowsの認識できないRAMをRAMディスクに使用してFirefoxのキャッシュを置くという方法をエントリーしたと思う。今回はそれを発展させてFirefoxそのものをRAMディスクにインストールする方法を記す。実は最初書いたときにはこれを書いたのだが、RAMディスクの設定に問題があり、エントリーを削除してしまったものである。今回は別の方法を試してみたのでそれを記してみる。なお、動作環境は僕の場合、Windows 7 SP1(32Bit) RAM搭載量4GBであることを注釈しておく。

1.まずRAMディスクの作成から。Dataram RAMDiskがインストールされているという前提で話をする。RAMDisk Configuration Utilityを起動し、「Setting}ダブで、領域を確保する。これはDisk Sizeで変更する。質価値すちもでは32Bit OSの場合、どうも領域外のメモリを使用できないようなため、使用可能な3GBのうち1024MBを確保した。そしてディスクのファイル形式をNTFSにするために、Unformattedを選択する。その後「Start RAMDisk」ボタンでRAMディスクを作成する。

2.次にアンフォーマットで作成したRAMディスクの領域をNTFSに変更する。Windows スタート-コントロールパネル-システムとセキュリティ-管理ツール-コンピューターの管理-ディスクの管理 で未使用のディスクのドライブレターを設定し、NTFSに変換する。僕の場合F:ドライブが空いていたのでそこに設定した。

3.RAMDisk Configuration Utilityの「Load and Save」タブを選択し、「Load Disk Image at Startup」と「Save Disk Image on Shutdown」にチェックを入れる。念のために「Save Disk Image Now」ボタンで現在のイメージをHDDに記憶させる。その後、File-「Save Setting」ボタンで設定を記録する。

4.次にFirefox設定である。もしインストールしてある際にはアンインストールする。この際に「ユーザーの設定とデータも削除する」にはチェックを入れないこと。後で使うので。次にFirefoxをインストールするのだが、カスタムインストールで、インストール先をRAMディスクのドライブに変更する。僕の場合、F:ドライブなのでそこを指定した。

5.インストールが完了すると、RAMディスク上にFirefoxがインストールされているので、今度は個人設定をRAMディスク上に移行する。Windowsスタートボタンを押すと、「プログラムとファイルの検索」が画面下に出てくるので「%APPDATA%MozillaFirefoxProfiles」と入力すると、Firefoxの個人データ(ブックマーク、パスワード、クッキーなど)が収納されたフォルダが現れる。これをコピーして、RAMディスクの好きなところに貼付けをする。

6.次に再びWindowsスタートボタンから「プログラムとファイルの検索画面」を出し、「Firefox.exe -ProfileManager」と入力すると、プロファイルマネージャーが起動する。そこで「新しいプロファイルを作成」をクリックし、プロファイルの所在を「参照ボタン」で指定する。当然RAMディスク上の先ほど移動したプロファイルを指定すること。またプロファイル名は分かりやすい名前にしておく。

7.新しく作られたプロファイルがプロファイルマネージャーに現れたことを確認したら、それを「今後このプロファイルを使用する」にチェックを入れ、Firefoxを起動する。

以上で設定終わり。これでRAMディスク上にFirefox自体がインストールされたことにより、動作の軽快さが感じられると思う。当初領域外RAMを使えると思っていたが、使えないのは残念だが、少々もっさりのFirefoxを軽快化できるので、一度試してみて欲しいと思う。

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