スター・トレック ヴォイジャー 第93話「放射能星雲の孤独」

ヴォイジャーは巨大な星雲に遭遇した。その星雲を突破して地球への帰還を目指すヴォイジャー。しかしその星雲は人体に致命的な放射能を発していて、クルーの休眠が必要だった。ジェインウェイはドクターと唯一星雲の放射能の影響を受けなかったセブンに1ヶ月あまりの船の運行を頼み、他のクルーと共に休眠状態に入る。最初は異常のなかったドクターとセブンだが、次第にセブンの精神に異常が現れてくる。それは星雲から放たれる放射能の影響と、孤独からくるものだった。その精神の異常に悩まされながらもセブンは自分の使命を全うする。

今回はセブンの当番回。ドクターと2人でヴォイジャーの全権を任されるという話だが、いつもは勝手な行動をして孤立感の高いセブンが、ほんとうに一人になってしまったらどうなるかを描いたなかなか面白い話だったと思う。もちろんドクターも放射能の影響で身動き取れなくなり、セブンが精神に異常をきたしながら、何とか船の安全運行に尽力するというのは、元ボーグで他のキャラとちょっと違うセブンならではの肉付けになっていると思う。今回のエピソードでボーグ的考えから、また少し人間に近づいたのではないかと思う。

コメント

タイトルとURLをコピーしました