機動戦士ガンダム 第8話「戦場は荒野」

ホワイトベースはガルマ指揮下のジオンに頭を押さえられて、低空飛行を続けざるを得ない状況だった。その中でサイド7の避難民が、「地上に降ろしてくれ」と嘆願に来る。それを聞いたブライトはある作戦を思いつく。それは避難民を地上に降ろすためにジオンと一時的休戦協定を結び、その間に戦闘状態を整えようとするものだった。避難民の中の母子家庭は、亡くなった夫の故郷を目指して歩いていくが、ジオンの兵によって物資を補給される。その兵はガンダムによって撃墜され、母子家庭に助けられる。

ガンダムが異色だと思うのは、人間ドラマの色彩が強いところだと思う。このエピソードも母と子の夫の故郷を目指す姿と、それを助けるジオンの兵という戦闘外の交流を描いたものとして、なかなか味があると思う。そしてラストのジオンの兵の語った一言は、結構重い展開である。戦闘シーンでいえば、ついにガンキャノンが初陣を飾ったのが印象的。軟弱者のカイが、ガンキャノンで苦戦する姿は、心に残る。

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