機動戦士ガンダム 第12話「ジオンの脅威」

ガルマ・ザビの死は国葬にされた。それはジオンの実権を握るギレン・ザビが国民高揚の意図を図ってのことだった。その中三男のドズル・ザビはシャアを更迭し、それをキシリアがめざとく見つける。ドズルは一方で歴戦の勇士ランバ・ラルにホワイトベース追撃の任務を与えた。ガルマ追悼の意図があってのことだった。ランバ・ラルは新型モビルスーツ・グフで、ホワイトベースに攻撃をしかける。アムロはイセリナの死により精神的におかしくなっていたが、グフとの戦いに強制的に出され、何とか正気を取り戻す。

この回は見所がある。何と言っても新型モビルスーツ・グフの登場と、新たなる敵、ランバ・ラルの登場であろう。シャアの登場もインパクトあったが、しょせんはザクという感じはある。それに対して今回はザクとは違う能力を持つモビルスーツというところで、外連味があると思う。また部下のザクもクラッカーという新兵器を出してきて、格好がいい。アムロが前話のイセリナの死にショックを受けてしまうところは、人間味があって身近に感じる。そしてザビ家の独裁ぶりがよくわかって、真の敵とは誰かを描写しているところが、物語のポイントだろう。

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