機動戦士ガンダム 第33話「コンスコン強襲」

中立コロニーであるサイド6に入港したホワイト・ベースは、戦争行為を禁じられてしまう。その中でミライは親が選んだ許嫁のカムランと再会する。しかしお互いの価値観の違いから、心はすれ違っているばかりであった。サイド6でアムロは父テム・レイと再会する。しかしテム・レイはサイド7での戦闘行為の影響で酸素欠乏症にかかり、正常な判断が出来なくなっていた。アムロは落胆する。ジオンのドズルは、ホワイト・ベースを撃破しようと、部下のコンスコンに攻撃を命じる。サイド6の領域外で修理を行おうとしたホワイト・ベースは、コンスコンの強襲を受ける。しかしアムロ以下パイロットの活躍により、12機のリック・ドムを3分で撃墜され、撤退を余儀なくされる。

前話に続いて、物語冒頭はちょっとしたミニエピソードが入る。前話ではザクレロという酷いモビルアーマーが出てきたが、今話では後々活躍をするブラウ・ブロが登場して、エピソードに謎を投げかけることに成功している。ただ、本編のエピソードはそんなところにはなくて、ミライと元許嫁のカムランとのすれ違いや、アムロと父テム・レイとの不毛な会話など、登場人物の心境に影響を与える様なストーリーがメインである。ミライに許嫁がいたというのも前から少し匂わせていたところはあるが、今話でその辺がはっきりしてきたし、その価値観の違いも明確になってきている。そしてアムロは母に続いて父も実際には失ったも同然の状態になったことで、自立せずにはいられないという設定になっている。後半のコンスコンのリック・ドム12機全滅のシーンは、アムロのニュータイプが覚醒したかの様な表現になっていて、この辺の唐突さが面白い。来週は更に後半の目玉のキャラ、ララアが出てくるので見物である。

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