スター・トレック エンタープライズ 第13話「遥かなる友へ」

あらすじ

エンタープライズのドクターであるデュノビラ人のフロックスは、地球にいる医者、ルーカスとボイスメールで文通を行っていた。フロックスは、地球人のカトラーからの親密な好意に戸惑う。そうした状態の中、エンタープライズは、病気を持った異星人と出会う。ワープ技術ですら持っていない種族だったが、アーチャーは助ける約束をして、フロックスに治療法の開発を指示する。しかしその治療法を開発する過程で、異星人の進化を阻止しているのではないかとフロックスは思うようになる。そしてその意見をアーチャーにぶつける。

感想

フロックスが主役の話だが、ちょっと異なっているのは、絶えず地球人のルーカス博士と文通を行っているという設定で話が進むことである。その結果、フロックスの内面がより明らかにされることになる。以前にも出てきたカトラー少尉が、フロックスに好意を持たれて戸惑う場面とか、フロックスの考え方が分かって興味深い。そしてアーチャーから指示された異星人の病気の治療と、その結果起こる異星人の進化を止めることになる行為であることによる葛藤が、スター・トレックらしい話である。最後は妥協点を見いだす結果になるが、そうしないとスター・トレックの原則から外れることになると思う。

コメント

タイトルとURLをコピーしました