沖縄の文化を紹介していることで有名な仲村清司氏と、半移住をしている藤井誠二氏、建築家の普久原朝充氏が、沖縄本島の有名どころではない、本当の面白さが隠れたスポットを歩きながら、紹介している本がこの「沖縄 オトナの社会見学 R18」である。三人がさまようのは、R18と本のタイトルにある通り、大人にしか楽しめない酒屋や、風俗についての調査、食堂、文化と歴史を書いていることで、沖縄の隠れた文化を楽しい文書で書かれているのが特徴である。本は章立てで、那覇や普天間、コザ、辺野古、首里を散策しているが、沖縄に関心があり、仲村清司氏の本などをいろいろ読んでいる僕ですら知らないディープな世界が繰り広げられていて、なかなか好奇心を掻き立てられてしまうところがある。確か、一部の章に関しては、Webでも紹介されていたと思うが、それらをひっくるめて、かなりの分量のソフトカバー本になっている。沖縄に関心のある大人なら、一度は目を通しておくこともいいのではないかと思う。
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